室蘭本線 小幌駅
2012年の7月、念願の小幌駅に下車した。
今まで通過する車窓から何度も見てきた小幌駅、
いつかは下車したいと思っていた。
噴火湾に沿って走る長万部〜東室蘭の中でも、
断崖の海岸線が続く区間は長いトンネルが続いている。
長いトンネルに挟まれた僅かな山間に小幌駅はある。
ホームも短いので通過列車に乗っていると一瞬で通り過ぎるので
一般の人は駅に気付かないと思う。
駅に降りても何も無い。もちろん駅を利用する住民もいない。
国鉄時代の北海道には全国版の時刻表には載っていない「乗降場」が沢山存在した。
僅かの住民のために町へ出るための唯一の足として「乗降場」は存在した。
その後、国鉄がJRになった頃から、北海道も隅々まで自動車社会になり
不要になった「乗降場」だった駅は廃止された。
小幌駅も不要な駅の一つのはずだが今も健在だ。
いつ廃止されるかわからないので焦る気持ちで訪問した。
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