箱根登山鉄道

秋の気配がし出した平日のある日
本川越から西武特急「小江戸」号で新宿へ
ビジネスで行き来する人達に混じって小田急新宿駅まで5分程歩く。
僅か13分後に発車する10時発箱根湯本行き「スーパーはこね」号
の特急券を自動券売機で購入。運良く窓側の席が取れた。
地下のトイレに行った後でホームの券売機を見たら満席の表示が。
夏休みも終わった平日だからガラガラだろうと思っていたのに。
グッドデザイン賞受賞の白いボディー。展望席が羨ましいが4号車へ。
小田原までノンストップで64分。あっという間だった。
箱根湯本までの3本レールの区間をのろのろ走る。
駅に着く度に行き違いとなり単線なのに列車本数は多い。
既にかなりの部分で外側のレールが撤去されており、
箱根登山鉄道の区間なのに小田急用のレールだけの2本になっていた。
箱根湯本での登山電車への接続は良すぎて、乗り継いですぐ発車した。
発車してすぐ80パーミルの登りにかかる。
日本では80パーミルは京津線とここだけだ。
時速20キロ前後で30分余り走り、400m以上も高度を稼ぐ。
車両1両分で1m以上もの高低差が付く勾配を力強く登っていく。
最新の赤い車両は車内にサンモリッツ号の表示がある。
スイッチバックの大平台駅に帰りしなに立ち寄る事にして
強羅までは運転席後部から急カーブ急勾配の線形を楽しんだ。
強羅で1本見送ったら。次には空色の旧型がやってきた。
窓を開けてカーブで写真を撮り、大平台駅で途中下車。
1本遅らす間に上下2本の列車のスイッチバックの撮影が出来た。
小田原で伊豆箱根鉄道大雄山線の初乗りを体験。
終点の大雄山駅は30年前の映画(郷ひろみ&秋吉久美子)と同じ。
小田原から「はこね号」に乗る。過密なダイヤだが定刻に新宿へ到着。

















Back