2008年5月 高野山へ  2008/5/18   目次へ戻る
昨年、東日本(北海道・東北・関東甲信越)のJRの未乗区間を乗り終えた。
西日本には未乗区間が名古屋地区、関西地区の他、小野田付近、四国、九州に
少しずつ散在しているが、正直一部を除いて急いで乗るほどの魅力を感じない。

それより関西には急勾配急カーブが連続する線に特急を走らせている私鉄があり、
JRの乗り潰しに拘らず、魅力的な私鉄の初乗車をしようと思う。

南海電鉄の「こうや」号は関東の「けごん」や「はこね」に匹敵するほどの
歴史ある座席指定の特急電車で、是非乗ってみたい。

以前から気になっていた南海電鉄高野線に今回乗る機会を作った。
トワイライトエクスプレス号で大阪に着いた日の午後を、高野山詣でに充てた。
行き止まり式の櫛型ホームがずらっと並ぶ南海難波駅は風格がある。

関西空港行きの特急の方が本数は多いが「こうや」は南海電鉄の看板列車だ。
大阪府と和歌山県の境の山地に差し掛かるまでは平凡な市街地の風景が続く。
トンネルを抜け、急な下り坂を駆け下りるとJRとの接続駅の橋本に着く。

橋本から急カーブが始まり速度が一気に落ちる。紀の川を渡ると田舎の風景に。
高野山下という少し紛らわしい名前の駅がある。ホームには、
「高野山へ行く方はここで下車しないで終点まで乗って下さい。」
の表示がある。急勾配が続く。箱根登山鉄道ほどではないがカーブもきつい。
終点は極楽寺という名前の駅で、全ての客がケーブルカーに乗り換える。
駅は山奥のどんずまりにあり、駅の周辺に民家は無い。

500パーミル前後の急勾配を2両連結のケーブルカーが5分走って、
山上の高野山駅に着く。駅舎は古い木造建築で高野山の玄関口に相応しい。
駅前には売店が1軒あるだけだが駅前広場は広くてバスが10数台停まっていた。
バスは山上の平坦な道を右へ左へカーブしながらお寺の集まる高野山を目指す。
上杉謙信や勘助が訪れた高野山は、垢抜けした近代的な観光地の雰囲気だった。











































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