琴電琴平線&坪尻駅

琴電の始発駅高松築港駅は広いJR高松駅前広場の向かい側の城壁の石垣の傍にある。
2面2線のホームは琴平行きと長尾行きとで使い分けられていて解りやすい。
駅を出て石垣と堀に沿って左に直角にカーブするとポイントがあって複線になる。
再び右に直角に曲がって駅が在り次の駅が3方向に支線が別れる瓦町駅である。
複線区間はここで終わる。
志度行きの電車はこの駅始発なので乗り換えとなる。
駅ビルと一体化した瓦町駅を発車すると長尾行きの線路と別れて右に進む。
単線だが途中までは本数も多く頻繁にすれ違う。
終点の琴電琴平までちょうど1時間。30分間隔で運賃も610円。利用しやすい。
金毘羅さんの琴平に相応しい駅の造りで、川のほとりで情緒がある。
JRの琴平駅まで徒歩2分。JRの方が駅舎も大きく駅前も広い。
金毘羅参りが盛んだった頃のメインルートの玄関口の風格がある。
土讃線が電化されているのは琴平までなので琴平から南へはDCになる。
阿波池田行きはキハ54単行で乗客は15人くらい。
讃岐と阿波の境のトンネルを抜けると秘境駅として名高い坪尻駅に着く。
普通列車でも通過する列車もあるが私の乗った列車は停車する。
行き違いも追い抜きも無くすぐ発車した。
可愛い駅舎があり手入れも行き届いて秘境駅とは思えないほどだが、
もとより付近に民家は一軒も無く乗降客は1人もいない。
しかし乗客の半分がカメラやビデオを持って車内を慌しく行き来する。
私を含めて乗客の半分はスイッチバックの秘境駅が目当てのマニアだったわけだ。
一般の乗客も運転手も慣れっこになっているのか暖かく見守ってくれる。
坪尻を発車するとすぐに再びトンネル。出ると吉野川を見下ろす絶景が広がる。

サンライズ瀬戸号で高松着。琴電の高松築港駅は都心の公園の傍。正面の白い平屋。
風景に溶け込んでいて何処に駅があるのか判らなかった。日曜の朝で人が少ない。










JRをアンダークロスして終点の琴電琴平駅に着。
金毘羅参りの雰囲気がある。駅舎は小さいが情緒がある。








トンネルを抜けるとすぐ右手に坪尻駅の駅舎が出現。下り列車最後尾から撮影。
特急に乗っていたら目に止まらないで気付かないかも。


坪尻駅に停まる下り列車は駅舎を通り過ぎて一旦引込み線に入る。
この写真が坪尻駅全景の写真、荒れてはいないが確かに「秘境駅」だ。




引き返して本線を横切りホームのある線路に進入し停車。


僅かな距離だがバックする時に運転手は運転台を移動した。


























坪尻駅の前後の2つのトンネルを抜けると眼下に吉野川が広がる。
篠ノ井線姨捨付近や中央本線東塩尻駅付近に似ている。


坂を下る途中に駅がありハイカーが何人か降りていった。


吉野川の鉄橋に向けて列車はどんどん坂を下る。
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